絡め取る因果の糸飛沫 20090216 二月花形歌舞伎@松竹座
20090216 二月花形歌舞伎@松竹座

昼・夜と耐久観劇。
ええもん観させて貰いました、本当に(花粉症なのに実盛で泣きまくって目蓋が重いんです…)。

感想書いてる余裕は、本当はないんですが;
腫れた目蓋が痛くて作業出来ないのです…豆本ってさー、すっげー目を酷使するんで;


とりま、時間も少ないのでメモ程度。
落ち着いたら書き直します、残しときたい感情が一杯あるから(つか、久々すぎて書き方忘れてるし;)。


▼毛抜
初めて観たけど、凄く華やか。獅童さん演じる弾正がとってもキュート。でも発声は現代劇(キャラ的には似合ってるからいいか、とか最後には思ってしまったけど)。
壱ちゃんがめさ可愛い。薪車さんはこういう憎い、判り易い敵が結構似合いますよね。毛抜きちゃんが大きくて可愛かった(いや、もっと大きい小道具なのかと思ってたんで)。

▼鷺娘
七之助さんの海老反り、元が細いから本当に折れちゃいそうで果敢なかったです。3階から観てたせいか、若干引き抜きがもたついてたように思える時もちょっとあったかも。

▼油地獄
うーん、多分、仁左さんの与兵衛を観てなければ、「良かった」と素直に書けたのかも知れない的な。
豊嶋屋の場以外は、愛さんにはよく嵌るお役だったと思う…何だろ、不義密通を持ち掛ける辺りから殺しの終焉まで、空気が変わらなかったというか…「ほんならいっそ、不義、の仲になって…」と仁左さんが口にした刹那に感じた蜂蜜の原液に喉を塞がれるような、むしろ進んで毒を含みたくなるような蕩ける気配とか。
身の裡に飼う底のない深淵を、ぬらぬらと見せ付けるようなひりつきとか。

そういうのが感じられなかったかな…でも多分、私が浪花で生まれ育ったから、やっぱり亀ちゃんのお吉に上方の姐さんを感じられないままに観ていたのも影響してるのかも、とも思う。

…つか、初っ端から「そんなお吉じゃ駄目だよ…大阪の女の人は子供の頃からオカン目線を標準装備してんだぜー?」とか思ってました。だもんでちょっと消化不良。

▼吹雪峠
これ歌舞伎か? 新派じゃね? つかむしろ現代劇だろ…と思ってしまった。きっちり現在に置き換えて、すっきり真っ白な壁だけのシアターで心理劇として上演する方が活きると思う。

さても直吉の心境は慮るに凄い屈折で哀しいやね…判りにくすぎだけど。
獅童さんの「あ゛ー」としか表現出来ない叫びが恐ろしく新しくて吃驚だ(笑)。

▼実盛物語
幕が上がる前から、「義賢ーっ」とか込み上げて半泣き…脳裏にあの最期がちらついて、申し訳ないけど実盛じゃなくて義賢の無念さを改めて感じて泣きまくってました(そんな奴お前だけだよ;)。

勘太郎さんは、お父さんに似てきたね、凄く。
特筆すべきは亀鶴さんの葵御前。絶品すぎ(身も蓋もないけど)。
品があって滑らかな陶器みたいで、それでいて若後家の色気だだ漏れ(あくまで個人的な感想です)。別嬪さんすぎました!

▼蜘蛛
亀ちゃん面目躍如。猿之助さんを彷彿とさせられて、それだけで胸一杯。
追い出しにぴったりな派手演出で、凄く面白かったです。



…すげーダラダラとした感想だな、我ながら。
今度ちゃんと書き直します。

寝てきます。

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by yoiyamigentoukyou | 2009-02-17 03:04 | 能とか狂言とか歌舞伎とか