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厭世家の刹那主義な騒夢 20101017 BUCK-TICK go on the RAZZLE DAZZLE@なら100年会館

20101017  BUCK-TICK go on the RAZZLE DAZZLE@なら100年会館  


めっさ押しました(笑)、すげー久し振りに30分越えての押し。
入場列に並ぶウチらは仕方ないし在る意味で慣れてるけど、もぎりとかチラシ配る係りのおじいちゃんが辛そうで申し訳無かった(結構先頭に居た。20分も棒立ちの客と係員…シュールな光景だった)。

物販、初回生産が少ないのか、やったらトートが速攻で売り切れるので今後の会場で希望する方は結構早めに並ばれるのがいいかも…あんだけおっとりな奈良ですらトートは開始から20分も経たずに完売してたので。現物見ましたけど、かなりいい感じ。ジャケ画ですけどね、ちょうどセクシャルな乳房が底に来るので安心して持てそう(そこか)。がっつり縦型ですけど。

会場、異様な程にスモークもくもく。
オープニングの薄幕に描かれる宇野さんのイラストがパズルのように密を増す様は凄く綺麗です。メンバーは幕内にスタンバイ。


あっちゃんは黒シャツに臙脂+黒の格子の燕尾ジャケ&パンツ。途中からはジャケをずっと腰に巻いていた。
髪型がなんか…右側だけ長いのか? 単純に7:3だっただけなのか? ちと遠くてよく判らず。声は凄く伸びてた。

今回は上手側だったので今井さんの衣装細かく見れてない…奈良は花道ないからなー;
白のテロンとした素材に刺繍の細かく入ったパンツで、ライラックピンクな縦フリルにシャツをインに黒地金柄の上着。メイクとか仔細判らず;

ヒデさんは黒ベース。ロングのジャケはアシメだった気がする。スカーフだろうか、頸に巻いてた。いつでも美丈夫。

ゆたさんは外撥ねな髪。黒系。めっさ笑顔で揺れながらベース弾いてた。癒された。
アニィ遠くて判らん。なんか白っぽかった気もしなくもない…



さて、こんだけ前置きしたら携帯からでもいきなりネタバレとかでは無かろう(多分)。
以下セトリ。今回は自信ある。

SE/RAZZLE DAZZLE FRAGILE
 RAZZLE DAZZLE
 独壇場Beauty
 PIXY
 羽虫のように
 BOLERO
 Django!!
 狂気のデッドヒート
 錯乱Baby
 SANE
 VICTIMS OF LOVE
 TANGO Swanka
 くちづけ
 月下麗人
 夢幻
 Solaris


 E/妖月
  Goblin
  ICONOCLASM 
  die
  唄
  スピード




VICTIMS OF LOVEって、まだ進化出来る曲だったんですね、今井先生!
めっさ好み。まじで音源欲しい!
本気で鬼才すぎるだろ、今井さん!

SANEも恰好良かった! 拡声器でエフェクト…あの無機質で気だるくて、でも凄い印象に残る映像。VICTIMSは今回のアレンジが一番好きかも知れない。大阪でも聴きたい…外されなければいいんだけど;



RAZZLE DAZZLEは冒頭からノレる曲。
結構今回のステージは(ぱっと見)地味なんですが、背面スクリーンと舞台を取り囲む電飾?というのか、その照明効果がとても華やかで良く映える。

意外に客席からのコーラスは少なかった気がした独壇場Beauty。 まぁまだ序盤ですし。どういう風にノレばいいのかどっちも手探りな印象。でもこれ、スタンディング向きかも。
でも後半は慣れて来てコーラスも盛り上がった気が。あっちゃんはマイク向けてくれるので、徐々に化けていくでしょう。

PIXYは、なんかずっと跳ねてはったような気がするのですが…サビの処とか何か、「けんけんぱっ」みたいな(…勘違いしてるかも知れん)。

「遅くなってごめんね」と謝罪からのMC。「ようこそ、RAZZLE DAZZLEな夜へ」みたいなこと言ってなかったっけ?; 
「果敢ない、一瞬の夢ような果敢ない一夜なので…楽しんで下さい」的なことを何処かで言ってた気がします(ウチのレポでのMCは結構聞き間違いやら位置違いが多いので、あくまでもニュアンス参照程度で受け止めて下さいませ)。

「胸が「ぎゅ…」っとなるような曲です」と羽虫のように
音源で一発で「いいな」と思った曲ですが、生音はもっと素敵でした。

BOLEROは可愛い曲ですね。青っぽい照明だった気がするけど、実は余り覚えてない…

手拍子ノリノリなDjango!!
あっちゃんも手拍子打ってゆらゆら踊る。
しかして何故に「ビビデバビデブー」で客席にマイクを向けるのか? タイミング的に辛いのですが; 「jango!」って客が返す方が良くない?
…慣れてないので意外に手拍子が打ち難かった; でも楽しい曲。

凄い宇宙船的なライトワークと冒頭演出。あっちゃんが鋭く「逃げろ」だか「疾れ」だか発して始まった狂気のデッドヒートは、目まぐるしく蠢き暴走する精子の映像と共にご提供(苦笑)…踊れるけど、映像見てると何か切ない(というか映像に視線を持って行かれる)。

睫くるくるを指先で表現して始まった錯乱Babyは、結構細かいジェスチャーの見られた曲だったような?

何が始まるのかと思っていたらば何とSANE 。余りにも恰好良くて、映像が無感情なのに有機的。赤い拡声器で坦々と紡がれる世界がとっても嵌る。

「2枚目のアルバム…25年前の曲を今井さんがとても素敵に蘇らせてくれました」みたいな感じで奏でられたのは、なんとVICTIMS OF LOVE!!
…柔らかに蕩けてゆく金蜜のような映像、元の曲調からも「殺シ」版からも想像の付かないような心地よい調べ。橙と紫の混じる、彼誰時の曖昧な境界のような照明がうっとり美しいです。 
終わってから曲名紹介がありました。

「…奈良の皆さん、大人しいね」ってこの辺? 踊って行きましょうとか言ってた気がするんだが、最早あちこちのライヴMCがごっちゃになってそうで良く判んない;
TANGO Swanka は盛り上がってた気がする。あっちゃんのジェスチャーも声色めいた歌い上げ方も好き。
何か映像あった気がする…「なんて醜い」で顔を覆い、「僕に触るな」で振り払うように腕を上げ…シアトリカルな印象でした。
今井さんもあんまり硬くなく唄ってはった印象。ちょこちょこと脚を交互にぱたぱたさせてたり回転してたりしてはったんだけど、細かく「此処」と云える程には見えてなかった…orz

屍鬼縛りでくちづけ月下麗人
盛り上がってたんじゃないかと思う。アニメは見てないけど、小野さんの原作自体は持ってるから、嵌るような嵌らないような印象はあるけど好き(よく判らん評価だな)。

…あっちゃんが今井さんの近くに居たのって何の曲だったろう…ほんと笊で申し訳ない;

で、そろそろ大詰め。
これも結構壮大な印象、夢幻。どうにもこのテンポが苦手なので音源あんまり聴いてなかったせいか、御免なさい、覚えが薄い…

「最後の曲です」でSolaris
これも音源としては飛ばしちゃうんですが(申し訳ない)、生で聴くと凄く優しくていい。
とても幻想的な蒼い映像が綺麗。果敢ない視界の詩だけど、仕合せな気分になる。


本編開始が18:34。ホールのデジ時計が見えてたので間違いないと思う。終了が多分20時前くらい。アンコ終了が20時半辺りだったかと。

また薄幕が降りて来て、何だろうと思ってたら映像を投影して、内側で妖月が奏でられる。闇夜にぽっかり、深紅の満月が近くに遠くにと浮かび、風花が散る。心がざわめくように、水面が揺れる…すーごい流麗な演出です。

あっちゃんがトランペット吹く振りを何回もしてたGoblinは、申し訳ないけど帰宅して音源漁るまでタイトル忘却でした; てかアレンジ掛かってない? 勘違いか?
あっちゃん楽しそうでした。

ICONOCLASMやってくれるとは思わなかったけど、楽しかったです。
そ言えばアンコ言ってる時、男性の声でメンバーの名前を順に挙げてたのが後方から聞こえたなぁ…

 
青に散る白の羽のような、蛍火のような映像に乗せて、die で2回目のアンコールが始まる。ちょっと今回のアルバムには合わない気もしたけど、やっぱり好きな曲。

ゴリゴリ重低音で映像も紅と黒。です。嫌いじゃないけど、これで〆られるのは厭だなー…とか思ってたら客電付いてスピード で〆でした。最後にも頭振らせてくれてありがと(流石に今回の音は振り難いんだよね、でもちょこちょこヘドバンしましたが)v

確か途中でゆたさん前に来てた。今井さんとヒデさんが上手で一緒にギター弾いてた気がする…。

「奈良の皆さん、元気になって来たのかな(今頃ってことなのかな? ニュアンス判らんなー、語尾違うかも)」ってdieの前? 登場の時に言ったんだっけか?  
最後にあっちゃんがメンバー紹介。ギター二人はちゃんと聴こえたんだけど、リズム隊のことどう言ってたのか聴こえなかった…orz

アニィがよたよたパフォーマンスで降りて来てスティック投げて(「欲しいか欲しいか」と言わんばかりに客に向かって振ったりしてた)、ゆたさんは何かちょこちょこと物上げてたね。最後はピック撒きと、リスバン投げたのかな?

「また来ます」とアニィが今井さんのマイクで言って、続けてゆたさんも同じこと言ったけど、あっちゃんのマイクが高すぎたみたいで、それを提げて「また来るよ」だっけ? 「ありがとう」だっけ? 何か言ってから投げキスして爽やかに去って行きました…愛くるしい。





そんな感じで駆け足レポ。
色々と記憶違いあるかも知れません、ごめんなさい。

あっちゃんの声は凄く調子良さそうだし、十三階ほどのガチガチなコンセプトな造りでは無いけど、結構歌劇っぽいです。台詞調の歌詞とかが多いからかしら。

奈良は花道がないので、ギター組の入れ替わりはそんな頻繁には無かったですが、ヒデさんも今井さんも前進してくれてたし、本編中にもゆたさんの前進はありました(独壇場かなぁ…結構前半目であった気がするんだが)。

by yoiyamigentoukyou | 2010-10-18 02:13 | BUCK-TICK/Lucy