<   2007年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧
貫くのは愛か哀か 20071026 BUCK-TICK 天使のリボルバー@大阪フェスティバルホール
20071026 BUCK-TICK 天使のリボルバー@大阪フェスティバルホール

…ツアタイ、どうにかならんかな(苦笑)。
文字に打つと凄い脱力感がありますね; 私だけかな;



フェスティバルホールは前職の勤務先所在地から直ぐで、しょっちゅう前だけは通り過ぎていたのですが、入ったのは今回が初めてで。
なんつーか、こう、ステージが緩い稜線を描いてるのは素敵なんですが、椅子が古いのか甘い。ぶつかっただけで座面が下がるのには参りました; 暴れまくる私が悪いのかしら;

今回はここ最近のお約束で今井側。そうしてホールでは初めての5列以内の席(といっても4列目です。でも過去最良)、いつものようにグラス使わなくても問題なく楽しめるので、ホールなのに汗だく(つか、空調も暑かった気がするんだが)。

開演前に星野側との交換依頼を受けたんですが、残念ながら今回はこの座席で待ち合わせがあった為、応じることが出来なかったのが心残りです…うう、どっちかっつーと私、上手側の方が好きなのに(視力問題的に)。

ステージには赤い布の幕が掛かってたんですが、中央に正方形の布を斜めに四隅を引っ張るようにして留めていて、その周辺に鋭角の三角形の布を左右に3枚、交互に頂角を入替えて配置していて、ドラムセットは綺麗に見えてました。
色彩のせいか若干ハーケンクロイツっぽかった。

開演は5分ちょい押しだったかな…10分も押してはいないと思う。本編終わった時が丁度20時くらいだったように思います。終演自体は20:35くらいじゃないかな。

暗転して立ち上がって。座面が上げても上げても下がるので困惑。何とか立てて、ステージを見る。一枚一枚、外側から剥れていく幕。隙間からはメンバーが見える。
これ、新しいSEなんですかね? 今回は旧曲も含めて聴き慣れない音が一杯で新鮮でした。

最後に一枚残った正方形の布にツアタイが投影され、幕が落ちて。開演です。

…櫻井さんがまたダンボールカラーの召し物でしたよ、と。
キャメル色の革スーツと言えば恰好良く響くけど、如何せん、私の脳裡に浮かんだのは前職時代に散々拝んだOPPテープ(ベージュ)の色艶(戦慄)。あんなに恰好良いのにね、椅子掴んで笑いそうになるのを堪えるのに必死(失礼過ぎる)。

今井さんは黒の光沢キラキラのベロアジャケ。青味のあるグレーぽい細身のパンツ。髪はどんどん伸びている…偶に邪魔そうに後ろに払うのが萌える。ヒデさんは黒かった…ゆたさんは襟元だけが白い黒のジャケ。髪は明るい茶色でちょっとふわっとしてた気がする。アニィは白かった。

意外にも一曲目はランデヴー
実は開演間際に、そんな気はしていたんだけど前列に背の高い兄ちゃんsがやって来まして、こんなに前の席なのにタッパないから全景が見えないという不毛…哀しいかな、ゆーたんが見えないよ(泣)。

多分セトリはこんなん。中盤は自信ないです; 多分間違ってます…まぁいいや。

 SE(名前は知らない)
 RENDEZVOUS
 Mr.darkness&Mrs.moonlight
 La vie en Rose
 モンタージュ
 リリィ
 CREAM SODA
 MY FUNNY VALENTINE
 tight rope
(新録)
 Sonw white
 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ
 絶界
 Alice in Wonder Underground
 スパイダー
 BEAST
(この辺逆かも)
 RAIN
 REVOLVER
(…あれ、もしかして逆…か;)
 E/Sid Vicious ON THE BEACH(アレンジ違い)
  MACHINE(アレンジ違い)
  ROMANCE
  MY EYES&YOUR EYES
(新録)
  スピード


…今回のアルバム、Snow white~ラストまでばっかり聴き返していて、それ以外なんて2回聴いたか記憶にすら薄い状態で運んだ訳で。
…BEASTだけ丸々記憶から落ちてました; なんか苦手なんだな、この曲とRAINは;

それでもやっぱ、ライヴで聴くと印象が変わるというか…最近は出来の判断基準(すげー感覚的な)がライヴ主体になってるんで、やっぱバランスのいい一枚なんだなーと。

あんなに攻めなテンションで頭から終わりまで。まずそれが凄いなぁ、と。それに付いて行ける客の方も凄いと思う(私なんか色々と戸惑ったしな;)。やっぱ信頼って凄い。語弊があるかもだけど、馴れ合いじゃなくて信頼なんだと言ってみる。


これ始まりだと思っていたので、2曲目だったMr.darkness&Mrs.moonlightは結構驚きでした。多分早々に今井さんが動いていて、センターで客席に背を向けて弾いてたり、ゆっくりステップ踏みつつ下手花道へ移動したり。

…あっちゃん、ステージで霧吹いた気がしたんだけど記憶違いかも; 続くLa vie en Roseは櫻井さんが自分のお尻揉んだり軽く叩いたりしてました…スパンキングでつか? とか思ってしまった自分が鬱。 思えば一番想像してたのと違ってた曲だったような…リリィもだけど(こっちはどうしてもTMGEの曲が浮かぶ)。

…一回聴いてるはずなのに、私は今井さんの「イェイイェイ」をこれっぽっちも記憶してなくて、凄く重い印象だけを持ってアルバムを聴いて、モンタージュってこんなに軽かったっけ、と衝撃を受けていた。
あっちゃんが太陽から隠れるように掌を翳すのが好き。

杖を持ち出してピョンピョン跳ねるあっちゃん。前列の兄さんも跳ねる(…泣ける)、リリィです。なんかGIRLに似てる爽やかさ(笑)。しかしよく跳ねるなぁ…

「もっと、もっと頂戴! 狂いそう、狂いそうだ!」ってのたうってCREAM SODA。この曲はなんか、可愛いです。LOVE MEに似てる…華やかで可愛くってちょっと倒錯的な感じで。

照明は甘くピンク、「Oh my Funny!」と声が揃うのがくすぐったいMY FUNNY VALENTINE。あっちゃんは己の肩を抱きしめてました。手をですね、自分の腰から腿に滑らせたりしてエロス。

tight ropeは蒼い光源で、綱を踏むように脚を運ぶ。アレンジ変えたせいか、それとも客層が少し変ってるのか、(これだけじゃないけど)手扇子がし難い雰囲気だった(下手前方だけ?)。
今井さんはずーっと座してました。

雪を思わせるような漆黒に白いライトが降るステージ。
「次の曲は…傷付けたり壊しあったり(殺しあったり?)するくらいならいっそ凍えてしまえばいい、そんな歌です」とあっちゃんが放ち、そうして何故か唐突に音量が上がった気がしましたSnow white

凄い気に入っていた曲で(延々リピりまくってた)凄く楽しみだったんですが、出音が大きすぎたのかちょっと割れ気味で勿体無かった。あっちゃんの声も前半、聴き取り難かったし。でもやっぱり好きな曲。

見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だは久し振りで最初何か思い出せなかった; 

絶界は予想を遥かに超えてカルメンだった…その内薔薇くわえてヒラヒラのスカートで踊り出すんじゃなかろうか、とか思ってました。
冒頭の"無情だ 無情だ"は是非日本海をバックに。

先に聴いたときは印象に薄かったのですが(多分、モンタージュをボンテージって聞き間違えてしまって、そっちに意識が持ってかれたからだと思う)、アルバムで聴いて、前奏がTMGEぽくて歌詞が好きで堪らないのがスパイダー

これかどうかは判らないんですが、中央に来てたヒデさんの後ろにあっちゃんがピタリと立って、邪魔と言わんばかりに肩を軽く押して退かせてたシーンがありました。
あと、これも曲が違うかもですが、今井さんがギター弾きつつフツーに靴の爪先でテルミンを奏でてました…最初見間違いかと思ってんですが(みんな無反応やったし)、2回見たので現実なのかと。
…前列の兄さんsも2回目はお互いに顔を見合わせて反応してくれてました…同志!

まぁ、確かに別に手じゃなくても鳴るんだけど(笑)。普通にあのバランス感覚は真似出来ません…

Aliceは凄い好きな曲なんですが、知らぬ間に手拍子始まりになっていて(しかもあっちゃんは勿論、今井さんも手を打っていてそれが難しい;)。
そのAliceの最初の(だと思うんですが)"いくよ もういいかい"の箇所で中央で今井さんの背後にあっちゃんが立って、覆い被さるように囁いてた場面があったような(久々に絡んでんの見たなーと)。

フェスではエロく歌ってたんですよね。でも今回は音源のままだたっと思う。その方が確信犯的ぽくって好きかも。屍肉を貪る振りもありました。 

BEASTの前でROCKがどーのこーのって言うような英詩を口ずさんでいた気がすのですが、スパイダーの前だったかも知れません。この曲は元から記憶に薄いので記憶にない…あと、何の曲だったかは忘れたんですが、ゆたさんがあっちゃんに頭わしわしされてた(ように見えた)のが何処かに。
つか、センターに来てたゆたさんの背後からあっちゃんが抱えるように手を出して…で、ちょっと押し出すように元位置にやった曲もあったような…混ざってるのかな;

…そういえばセンター付近のお客さんがモンキーしてたのって何の曲だろう…ヒデさんが下手花道からの帰りにゆるゆる連続ターンしてたのは何だっけ(笊記憶)?

RAINは聴いてるうちに泣けてきてしまい、何か色々と思い出して少し凹みました…優しい歌なんだとは思う。でもだからかな、自分には酷な曲です。

…曲順、間違ってると思うんで変な順番で感想書きまくってごめんなさい。REVOLVERでは冒頭からあっちゃんが発砲の振りを繰り返してました。客席に向かって指を指してたのも印象に残ってますが、やけに胸に留まるのは足許を指して撃つ素振り。
影に、足元の陥穽に。人間のエゴに。ありったけの正も負も綯交ぜになった感情をぶち込むように思われて。

結構、激情の曲なんでしょうか。途中で精魂尽きたみたいに今井さん沈んでしまってたので。
でもってこの曲はまたヘドバンに丁度いいんだな…何かもう凄くくらくらして来て、気持ちよくってガンガンに振ってしまいました…後ろの席、お子様が居たのにね; こんなオトナになっちゃいけないよ坊や(本当にな)。

メンバーの去り際は記憶にないくらいにあっさりしてた気が。この時点でほぼ20時だったかと。


アンコール。
まずアニィが出てきまして。で、舞台袖を幾ら眺めててもゆたさんが来ない。「?」って思ってたら急に下手花道付近で歓声が上がって、振り返ったら、ゆたさんがにこやかに歩いてました。腿とか触らせていたようにも見えましたが、良く分からん。10番と11番の間の通路に当たる花道で引っ張られたのか体が沈んだので肝が冷えました;

ヒデさん、今井さんと出てきて…あっちゃんは出て来ない。つまりシド(これ、これだけはうっかりネタバレ見てたんですよ…)。いつものようにギターを遊ばせて、今井さんは心持ち神妙な表情で親指を立てつつ静かに放つ。

「良かったらアゲちゃって」

…何それ…やべ、萌えるんですけど(阿呆が居ます。「上がっちゃって下さい」だったかもです。動転して語尾不明です)。
モチ暴れんぜーって思ってたんですが、アレンジ変えてんじゃん! タイミング判んねーよ(T▽T)ノ お手上げだよ!

あああでも初めて正面で"絶妙な角度"見たよ…アンダーヘアは前列の兄さんがノリノリだったよ…あれってLucyの時のアレンジとも違うよね。何パタあるんだろ?

で、あっちゃんが登場してMACHINE。果たせるかな、これもアレンジ変えてました…最後の方、今井ちゃんヒデさんのスタンドでコーラス歌ってましたね。会報で言ってたMはこれってことでFA?

…個人的には元の方が好きかな、何となく。でもまた奈良で聴くとこっちになれちゃうんだろうけど。

アニィがスティック投げて一先ず終了。
何時もなら薄い照明を残して、客席は暗転のまま…なんですが。何故か客電は付き帰れと言わんばかりにSEが。客席、一瞬ポカーン…

「え? あれ、嘘…大阪押してねぇけど;」
思いっきり立ったまま、久々に懸命にアンコール言いました。こんな消化不良で終わるなんて厭だし(主に個人的な理由)。

ステージに照明付いた時は本当にホッとしました。2回目のアンコールはアニィとゆたさん、割と続けて現れたような。(1回目と2回目を間違えてるかも知れませんが)アニィは紙コップとペンを持って来ていて、わざわざ客席間際で座り込んで何か書いてました。結構時間掛けてましたね。最前のコに渡す振りしてちょっと投げて。んで最前の男性客が後列席へダイヴしてました(獲得したのかは知らん)。

ドラムヘッドは1回目だっけ? ゆたさんは物販のバスタオル肩に掛けて出て来てた気がします。
あっちゃんの優雅な仕草でROMANCE。無骨なステージでも華のある不思議な曲だとつくづく。

「20年、大阪で、温かく迎えて貰えて…これからも宜しくお願いします」みたいなMCってここだったのかな? んで、あっちゃんのメンバー紹介があって。何故だかドラムソロが結構たっぷりで、最後の方はアニィとあっちゃんが頷き合いながら叩いてて微笑ましい気分。他の人はシンプルでしたね。今井ちゃんなんか座ってたし。

で、あっちゃん自分のことは紹介しなかったんですが、代わりにゆたさんが背後であっちゃんを指して客席に反応を促してました。拍手拍手です。
「デビューアルバム…って今の人は言わないのかな…20年前に、20年前からやってる曲を。あの、そこの今井さんがあんなことして…しちゃった曲を5人から」

まぁそんなニュアンスのことを苦笑混じりに語って、マイアイです。これも一曲まるっと今井さん座り込んで弾いました。私は初期からのファンではないので([殺シ]からだから)、この曲に思い入れは薄いけど、でもいい曲だなとは思います。

最後はスピード。今回のアルバム自体がアッパーだからかもですが、なんか普段以上にこの曲が楽しくて。またしても頭振ってました。今井さんの蟹走りも炸裂。最後の方はかなり下手花道に居はりました。あとここでかな、ヒデさんと一緒に並んでた、下手側で。

あっちゃんが先に退けて、今井さんがセンター行って。客席に背を向けてヒデさんと向かい合って。んでタイミング測るように〆。
ゆたさん、退ける途中もちょっとバランス崩してたかも。んで例によって例の如く今井さんのスタンドで「大阪、また来るよ」で大ジャンプ&投げキス(これがなきゃ終われないわ)。アニィも戻って「また来るらしいです」で本当に〆。


すっげー楽しかったです。
終演後に無事に奈良チケも嫁に出せましたし、勤務先の方ともお会い出来て感想とか語れましたし。

奈良はセンター付近から観るので、ちょっと楽しみです。ステージングはAで予想してるけど、今日の装置を見るとBの可能性もあるのかなぁ…
※なら100公式にAパタと出てました。一応付記しておきます。

[PR]
by yoiyamigentoukyou | 2007-10-27 02:22 | BUCK-TICK/Lucy
誰だって密室を飼っている [壁男]
壁に耳あり障子に目あり。
目目連なんていう妖怪絵図だってある。

それ位、私達はかなり昔から視線に対して矢鱈と鋭敏だ。
昨今のKYなんかも、その証拠かな、と思う。



奇妙な味わいを齎す漫画家・諸星大二郎作[壁男]の映像化作品。
カメラマン仁科は恋人でありTV局レポーターである響子から、番組に寄せられた匿名葉書「壁男の噂」について異常な関心を示し、やがてコンタクトを取ろうと常軌を逸した行動を取り始める。
一方、メディアで取り上げた「壁男」は瞬く間に巷間に広がってゆき、響子は不安を隠せない。

「壁男」とは一体何者なのか?



細かに散った伏線が未回収なのが喉に刺さった小骨みたいで何よりも恐い。
例えばタクシー運転手、例えば部屋中に箱を積み壁を隠して生活する老夫婦…彼らの行動や結果は、フィルムを見る側と同化している「壁男」しか知らない情報な訳で、だからこそミディアムな位置に観客は放置されて収束する。

果たして「壁男」は本当に存在するのか?
壁の向こうには鏡の国よろしく別次元の私や貴方が生活を営んでいるのだろうか?

それとも。
そこは息苦しい、交じり合えないからこそ誰かを求める不可視の何かが塗り込められている漆黒なのだろうか?



それにしても、記事エントリ作成中、一体何回私は「箱男」と打鍵してしまったのか; 途中で気付いて書き換えたけど…まだ間違えてたら済みません; 公房の[箱男]も素敵に振り切れた世界観の作品なので、一読の価値はありますよん。

[PR]
by yoiyamigentoukyou | 2007-10-21 20:11 | 映画も観る
"嘘"を喰む舌 [朧の森に棲む鬼]
…舞台公演をそのままパッケージングしてる訳で、当たり前に上映時間が長いんです…

パークスシネマでの鑑賞は初めてだったんですが、小柄な私にはあのラグジュアリーな座席は大きすぎてしんどかった; 音響はやっぱいいね。スクリーンは小さい気がしたけど(まぁ、客入り考えれば…うん)。

CG加工(抽象的な)とかモーションの速度に手を入れてたりとか、後は当然キャストへのクローズ。やっぱ舞台とは違うんだなー、と。

例えば細かな表情での芝居とか、小道具なんかの意匠。ライのメイクの変化とか。生で鑑賞したのが3階席だったんで、実際どんだけグラス覗いてたって1階席からの視覚情報に較べれば精度は落ちる。「あー、こんな表情してたのかぁ」という発見が多かったですね、フィルムは。

これまで幾つかシネマ歌舞伎を観ていますが、いずれも生の舞台を知らないものばかりでしたので、こんなに落差が生じるのだな、と感じ入りました。音楽の生のライヴとDVD映像とのズレとはなんか逆な感じ。

ただ、矢張り既に体験済みの物語だけあって(記憶に薄かった箇所も多かったけれども)、笑えはすれども泣けはしなかったなぁ…

作品自体の感想は別に歌舞伎カテゴリの方に残すつもりですが、個人メインでの殺陣の迫力なんかは舞台で観るよりは大きいかな…舞台で観てるとね、結構視点が散漫になるんですよ、意外に。だもんでモニターで視界を固定される中での殺陣っつーのはインパクトが増す。ただ、舞台で観てた時みたいなハラハラ感は無いかなー(どっちやねん)。舞台に較べると小奇麗で、寄りばっかだから物足りない感は確かにある。でも映画として見れば問題はないと思う。

逆にクローズされる為にマイナスになるのはマイク。歌舞伎じゃないから耳に掛けてるマイクが目に付くんですよね; 扇とかの小物に仕込んでるのとかも。舞台だと距離もあるしあっちにもこっちにも視点が動くこともあって(つーか黒衣と同じで)「見えても視えていない」になるんですが。



舞台を観てなくても、歌舞伎知らなくても、全然普通に娯楽モノなので、楽しめるかと思います。
開演前と幕間(15分の休憩)、終演後に染五郎さんのアナウンスが入るのも面白いかな。

「悪行を反省しない」ライが好きだという染五郎さん(苦笑)、上映後のコメントでの「あなたの染五郎でした」という括りがスタッフロールの最後に映る表情と相俟って何かいいなー、と(ネタバレになるんで書かないけどね)。



面白いのは面白いのですが、圧倒的に上映時間が長いのでその辺の覚悟は必要かと。自分が見たのは18:40の回ですが、本編概算で3時間+最初のCM10分に間の休憩15分で都合約3時間半掛かります。





最後にちょこっと愚痴。
舞台との一番の差は此処なんだろうなーと思う…



何故にライの最期の場面を加工してるんだろうorz
舞台で見た時、朧の森と繋がるその舌で、森を喰らうと宣言したからこそ森に喰われたんだと、凄い衝撃的に映った最期だったのに…

バリバリ、と森に咀嚼された感が生々しくて。
あの演出が好きだったんだけどな…ゲキシネ版はCG入っちゃって印象がソフトになってて、ちと残念;
まぁ、奇麗っちゃー奇麗ですけど。



でも本当、面白いですよ。舞台観れなかった人にこそ見て欲しいかな。

[PR]
by yoiyamigentoukyou | 2007-10-11 20:20 | 映画も観る
踊り狂って前進しろ 20070930 The Birthday looking For The Lost Teardrops Tour
20070930 The Birthday looking For The Lost Teardrops Tour@神戸WYNTERLAND

超空調悪(苦笑)、噂以上のサウナっぷり。
自分も大概汗かきですが、来てた客のほとんどが上半身ずぶ濡れでしたよ? チバさんも滝だったけど;


実は今回のアルバム、3回くらいしか聴いてなかったんですが、結構覚えてた。やっと生でオオカミ聴けた! めさ恰好良かった…相変わらず地獄のような押し合いの中で、どうにかこうにか見て来たのですが。

最後尾あたりでまたーり、とか思ってたけど。
ものっそ段差も何もねーハコ。タッパ無い自分にゃ無理、あんなけ背の高い兄ちゃん揃ってる客席だぜ? 諦めて激下手5列くらいに立つ。開演前に2回スタから詰めろ宣言。ついでに前の兄ちゃんが友達呼んだ為に一層壁状態(嫌がらせか?)。
毎度のことですが、何か見掛けが弱そうに見えるせいか、やったら乗られるのな、後ろから。どかないけどね、これでももっと酷い圧迫ヴィジュじゃ受けてるしね(でも肘は止めて、ほんとに苦しい;)。
つーか、下手は直ぐ隣にドリンクバーあったんで、てっきり逆L字(伝わらん;)の感じの鉤型の柵かと思ってたんですよね…アンコールの直前で物凄い押しにあって、逃げてたら何か足許にちょっとした段差があって気付いたらチバとハルキの間2.5列目に居りました…最前柵、一直線だったんすね(結構ステージと間隔あったんやね、吃驚した);

…道理で途中からチバが見えるようになったはずだ(開始直後はハルキだけが辛うじて見えるだけだった)。
チバさん黒のジャケに黒地にちょこっと花の散ったシャツ。開襟してたけど余り肌は見えず(ついでにメダイもあんま見えなかった)。アンコールの時はジャケ脱いでました。後方のお客さんから「チバさんお洒落ー」って声が飛んでました。

イマイさん相変わらずライダース。時々キャップ被ってた。キュウちゃん捌ける時とかアンコールの時にちらっと見えただけで衣装記憶になし。ハルキは腰パンじゃ無くなってた…スーツでしたね。前広げててインのカットソー見えてた。黒なんだけど、襟刳りだけ細く白でラインになってて、センターにちょっと切り込みがあってメダイが揺れてました。アンコールの時は上着だけ脱いでた。

…割と前半の方で誰か霧吹いた気がしたんですが…単に客が頭振った時の水滴を見ただけなんだろうか?


あんまアテにならないような…薄い記憶のセトリ。多分抜けてないとは思う…

 LUST
 バブスチカ
 LOVERS
 オオカミのノド
 プレスファクトリー
(ここ2曲逆かも)
 LAZY SUBMARIN
 シャチ
 STRIPPER
 ジェリーの夢
 タランチュラ
 モンキーによろしく
(ここ2曲も位置怪しい)
 BABY TONIGHT
 ALRIGHT
 NIGHT LINE
 stupid
 アリシア
 KAMINARI TODAY

 E/MEXICO
  NUDE RIDER
  ハレルヤ



丁度、開演前の物販開始の時に会場に着いたんです(話戻りすぎ)。リハの音かな、LAZYのメロディが聴こえてた(ように自分には思われた)。
開始前から圧縮掛かっては居たんですが、それでも暗転すると凄い押し。オオカミ位まで本当にステージ碌に見えなくて(人の頭の隙間から微妙にチバさんの肩だけが見えるとか、ギターだけが見えるとか;)。

LUSTは穏やかな諦観を感じる曲だったので、これで開始っていうのがちょっと驚きでした。そんでもってハルキ。あんなに髪が短くなってるとか思わなくて。

後からインタビュー読んだから、余計に昨年の京都での彼の記憶と較べてしまうからかも知れないけど、ほんと馴染んだなぁって思いました。思えば去年の磔磔、あんなに呆気無くステージから去って行ったのは悩んでたからだったんだ…ってインタ読んで得心したことを不図思い出して。
表情がちゃんと見えるってさ、やっぱ与える印象は相当変わる。音のこと、楽器とか曲のテクニカルなことは判らないけど、やっぱりメンバーが笑顔でない(もしくは良いと思えてない)ライヴって反芻する時凄く苦いから。

だから笑うチバが居る、このバンドはいいんだと思う。
TMGEは今でも好き。それは多分、BUCK-TICKが一番好きだけどそれ以上にLucyが堪らなくイイ、という矛盾と同じなんだと思う(個人的に)。

少し前、聴覚を一時的に失ってしまう前。
私は全然、ライヴには興味のない人間だったし、情報にも貪欲では無かった。だから移籍もあっちゃんの入院とか手術とかも知らなかった(むしろ活動がないことにすら気付いて居なかった)。
空気と一緒だった…在るのが当たり前で。聴覚と一緒でそれが簡単に「無くなる」ものなんだって判らなかった。

いちいち自分の後ろにちゃんと影が出来てるかなんて、確かめたりしないじゃん、普通。そんな感じだったんですよ、音楽も何もかも。だから普通、ライヴにも行かなくなるような20代も半ばを過ぎてから貪欲に情報を求めるようになったしライヴだって依存症かよ、って勢いで運び始めて。

どんだけ前しか意識してなくったって、確実に影は在る。足許には何時だって奈落が開いてる。
自覚するとさ、意識し始めるとさ…一歩踏み出すのだって良く考えたら未知でこわい。

…うん、だから。
何かね、バスデはいいと思うんよ。いい具合に感傷と諦観が開き直りに向かってて。メンバーも歳取る分、運ぶ客側だって歳喰う訳で(笑)。


別段、そんなコト考えながらアクト見てる訳じゃないですけど(それ処じゃねー)…ハルキはいい絆を結べたなぁ、とちょっと思いはした。辞めないで、逃げないで留まってくれて本当に良かったと思う。



LOVERSは絶叫するチバが見たかったんですが、全然見えなくて軽く凹む。聴くだけでもかなり迫るけど…オオカミ(あ、やっぱプレスのが先かも)はもう、前ツアの中継の時から凄く生で聴きたくって仕方なかったので、本当楽しかった。結構ちょこちょこ、チバさんハルキと向き合って弾いてたり頷いてたりして、年齢とかキャリアとか関係なく信頼してんだなーって。

プレスは本当、いい曲だと思う。ゆったり聴きたかったけどな(苦笑)、意外に押されました; シャチは相変わらず押せ押せで狂乱。流石は"純粋な欲望"。

STRIPPERジェリーは気に入ってたんで聴けて良かった。結構各地でセトリ違うのかな? ALRIGHTも好きだし、神戸のセトリは個人的には凄く満足。あ、でも[JOIN]聴きたかったかな。

しかしハルキのベースは本当…運指が凄いな。指が長いから見てて飽きないよね。stupidの換え歌詞は「ウインターランドの腹の中か」でした。
さて、本編ラストの雷鳴。直前のMCは唐突に「昔々、」で始まり。何だ何だとばかりに一斉に注視するオーディエンス、対してチバ氏はあんまり練って無かったんだろうなぁ…「お侍さんが居て…」って言いながら既に破顔していた(笑)。

態勢を立て直すかのように「おしまいっ!」と放って演奏へ。色々と匂わす曲だなぁ、雷鳴
そう言えば何処でかは忘れたけど、抱えられて救出されてた子、大丈夫だったんだろうか?


アンコール。
キュウちゃんが一番に戻って来て、イマイさん、ハルキ、チバと続々と。なんかチバ言ってたけど忘れたなぁ…曲に移る時に、淡々と「そんで、お侍さんがさぁ」とネタを引き戻してました。隣でイマイさんが仰け反っていた。客も心の中でコケてただろう(おしまいじゃなかったんかいっ)。
MEXICO…なんか、チバさんかなりギリまで前進してた気がする。

また退けて再び登場。今回のハレルヤはシンプルに始まったけど、曲の前にチバさん、両腕を上げて少し、ゆらゆらと微妙な動きをしていました…踊りたかったんだろうか? 
心で誰かタンバリン持って来てーっとか思ったりしてました、ごめんなさい。


挟まってた箇所が記憶にないんで、以下はそのまま残しておきます。
神戸はキュウちゃん絡みのトークしか無かったかも。
「今日が誕生日の人って居ます?」に後方あたりで挙手。「ホントかよ? 嘘言ってんじゃねーの? ま、おめでとうございます」

後は何だ…「言っちゃ何だけどさ、この辺って肉ばっかだよね…神戸牛」の後にお客さんから「神戸ワイン飲んだ? 神戸ワインあるよ」って言われて。キュウちゃん、「お前もう後からでいいよ。友達かよ」って苦笑してた。

ピックありがとーってお客さん言ってたのは、チバに対してだったかイマイさんに対してだったのかは忘れました。「イマイさんセクシー」とか「兄貴もセクシー」とか(笑)。

あ、キュウちゃんの本も物販にあって、「本買ったよー」って声も上がってました。ま、MCは相変わらず少ないけど。

今回物販にはピックがあって、結構買ってる人多かった。複数枚買ってった人はギター弾く人なのかな? 私も一枚だけ買いました。帰宅して落ち着いてから紙に包んで、ミヤくんからイベントで貰ったピックとかKiyoshiさんのピックとかと一緒に保管。


物凄い暑かったけど、凄くいいライヴでした。
やっぱバスデはこの位のキャパがいい。何でだか地元大阪のZeppには食指が動かないんだよなー…他のバンドだと大きいハコも平気なんだけどな。

[クローズ]には何の曲が使われるんですかね? 元から映画行く予定だったけど、更に楽しみが増えたー。

[PR]
by yoiyamigentoukyou | 2007-10-01 02:33 | The Birthday