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20070630 BUCK-TICK PARADE @ZeppOsaka

個人的にバクチクさん見るのは昨年末@神戸以来、対バン相手のBALZACさんも去年のえん3以来。
今回バクチクさん絡みでは初!の前倒し開場&開演を体験しました…やれば出来んじゃん! つか、バルザのお蔭かしら。

相変わらずの空耳アワーに笊記憶です


≫setlist
SE/THEME OF B-T
 ANGELIC CONVERSATION
 Baby,I want you
 BUSTER
 MY FUCKIN' VALENTINE
 GIRL
 ノクターン
 RENDEZVOUS
 スパイダー
:[天使のリボルバー]より新曲
 ROMANCE 
 夢魔
 ICONOCLASM

 E/DIABOLO
  モンタージュ
:[天使のリボルバー]より新曲
  MY EYES&YOUR EYES
  スピード
(バルザVO.のヒロスケさんとセッション)

若干、曲順おかしい気もしなくもない…


16:50くらいに会場に到着したのですが、その時点で自分の整番(限りなく700に近い600番台)が整列を呼ばれててちょっと吃驚。
どんだけバクチク時間に慣れてんだ、と(苦笑)。先に物販覗いたりしてたんで、待機は1000番辺りでしてたんですが、ほんと今日の呼び込みは早かった。確実に17時前から入れてたと思う(だって私、17:10くらいにはもう会場に入ってたし)。

2柵狙いだったんですが、何故か3柵から脇道が封鎖されていて、最前ブロックに行ったらやっぱり2柵も封鎖状態; 潜れば良かったんですかね? スタ居たけど。
諦めて上手側5列目辺りで待機。バルザ終わったら少しは動くよねぇ?とか思ってたんですが…開始して中盤でバルザがカヴァー歌ったときの周辺の反応を見るに「あー…こりゃ動かんな;」と覚悟しました。

とまれ、最前6列くらいまではバルザも盛り上ってたと思います。後ろの方は知らないけど。取り敢えずヒロスケさん上手に一杯煽りに来てくれたし、何か結構、あたしも盛り上っちゃいましたよ、相変わらず演奏されてる曲に区別が付かなかったけど(基本的にメロ展開っつーかサビが似通ってる気がするんで、後から思い返すと全部同じ印象しか残ってない…もう3回もバルザ見てるんだけどな;)。

拡声器は最初だけ持ってたのかな…なんか今日のヒロスケさんはこざっぱりしてた気がする。
「バクチクさんにお声を掛けて頂いて、今回こうしてご一緒のステージに呼んで頂けて」とか「9月にも横浜に呼んで頂いているので」的なコメントもおっしゃってました。

「ヒロスケー」と呼ぶファンに律儀に「はい!」とか応えてたり。今日はバルザファンは様子見で後ろに居た人が多かったのか、ダイヴァー見なかった…有難かったけど、ちょっと寂しいような(どっちやねん)。

バルザの後半辺りでやったら上手側のお客さんが2階袖を見るので誰が居るんだろ…と見上げてみると、マンゴーカラーのフリル襟なシャツを着た人が居はりました…表情まで見える程の視力は持っていなかったので、誰なのかはその時は判らなかったんですが、後で合点が。今井さんでした。そりゃ皆ガン見するわな。

うーん、一時間くらい演奏してたのかな、結構プレイしてた気はする。つか、絶対開演も18時より前だったと思うなぁ…暗転の前から押しが入って周辺もスタも困惑してましたが(弟曰く、6時直前にフロアに入ったらもうバルザやってたって言ってたんで。私は時計とか全部ロッカーだったんで全然時間判んなかったんですが、体感的に早く感じた←職が立ち仕事なんで)。


転換も意外に早かった。
20分も掛かってなかったような感じ。密着したままでの待ちだったけど、苦にならない程度の時間でした。
※もっとグダグダかと思ってたんで; これなら横浜のフェスもあんまもたつかなさそうかも。

バクチクさんはTHEME OF B-Tで開始。一瞬にして恐ろしい程の押しが発生。変な体勢になっちゃってホント肋骨が苦しかった; 長い髪の人に囲まれて背の低い私にとっては簾効果で更に凹む(何故みんな髪を束ねないんだ!)。

本日上手側の住民でしたので、今井さんとアニィは見事に見えませんでした(つか、今日アニィ見てない…)。
アニィは何か、銀色っぽい感じに見えた…ゆたさんは相変わらず黒系だった…時々見掛けたゆたさんは、ずーっと笑顔でした。

ほぼ、視界の中心にあったヒデさんは黒系のジャケ。髭は健在、そしてやっぱり美丈夫。今井さんは照明の加減で水色ジャケに見えていたんですが、本編ラストのアイコノで上手側に来てくれた時にやっと灰白っぽい色のジャケ+マンゴーのように鮮やかなイエローオレンジのフリルなシャツなんだと判明。髪は一層ふんわり明るいカラー。髭も健在、お洒落さん。

あっちゃんは黒に何か、細かいフリル? 線ぽい感じの意匠のあるノースリ+黒のジャケ? あれ、ショールみたいなんだっけ?; 髪は少し短くしたんだろうか? よく判らんけど、PVより短かった気がした。

一曲目は何だろう、と思っていると柔らかくANGELICが奏でられる。なんか早々にあっちゃん上手側に来てくれたなぁ。

MC…ANGELICの後でしたっけ、あっちゃん、「聴こえないっ」ってイヤモニ外してました。

飛ばすなぁ、と思いつつ踊り狂いますBaby,I want you。ちっともステージが見えないぜ! 相変わらずバクチクさんのライヴは押しの一点で引きも揺れもないから窒息しそうです; みんなガッツキ過ぎ;

BUSTERは後半だけ随分横からだけど今井ちゃん見えました。光線の具合で水色ジャケに赤のインに見えてたんですよね、この時(ルパンか、と;)。

"スワローダイヴ!"って思いっ切り下向きに指を振るのが好き…嗚呼、ナカユビが聴きたい…MY FUCKIN' VALENTINEも楽しかったなぁ、全然今井ちゃん見えなかったけど(でも下手側に行くのは絶対に厭だ。怖すぎる)。どっちの曲か忘れたけど、数年振りにあっちゃんからの水撒きに預かれました…ハコの醍醐味! つか生き返ります(水分なしで最前ブロックに居続ける女…若くないのに)。

ここか自信ないけど、MCとか。「デビューして20年を迎えました」って言った時、客席から「おめでとうございます!」って声が返って来てた。
「パレード、楽しんで下さい」とかも言ってたかな…バルザへの感謝とかも言ってた。

手拍子も体操のお兄さんも健在、GIRL。 何時聴いても澄んだ空気感が感じられて新鮮だな、と思う。ここからあっちゃん上着なかった。ノクターンも雨上がる、って感じで好き。でも個人的には六月の沖縄が聴きたかった…

実を言うと、この辺りの曲順がイマイチ把握出来てません;
ずーっと密集状態で酸素薄くて; 割り込みも多いし、結局ちょっと下がったしね(つか、気付いたら弾かれてたというか)。

「20年目の最初のシングルです」と言ったのか「2007年の最初の~」と言ったのか。相変わらず聴き取れてませんが、そういってRENDEZVOUS。いきなり大合唱(笑)、そうか、そういうノリなんだ。

やっぱライヴで聴くと凄いいい曲だな、って思う。残念ながら音源の方は何かタルくて聴けなかったんだけど(気恥ずかしいっつーか)、ライヴで、目の前であっちゃんにあんな風に謳われると素直にこっちも「ありがとう」って叫びたい気分になる(迷惑なので勿論叫びませんが)。

「9月に出すアルバムの中から一曲」ということでスパイダーとコール。これもいきなり拳突き出してのノリで吃驚したんですが、終演後にネタバレ見たら初回からプレイしてた曲だったんですね、バクチクさんらしいなぁ。個人的にはアンコールで聴いたモンタージュの方が重くて好きかも。ハコ向きのアルバムぽいので早くドロップして欲しい(そう言えばギリだったんで結局dropzの飴ちゃんは買えなかったのです…ショボン)

ROMANCEは、後半被った布だかショールだかが巻き付いてしまったのか、なんかあっちゃん、じたじたしながら歌っていました(演出にしては何か苦しげな動きだった;)。夢魔はハコよりホール向きな曲だと再確認…腕すら挙げられない程の密集ってナニ;

フロントメンバー前進してのICONOCLASMで本編〆。「うそーん、今井ちゃん動かないの?;」と打ちひしがれかけたのですが、途中でフロントに今井ちゃんが居るのが見えて、そのまま最後の方を上手でプレイしてくれたので狂乱(もう下手側行けよ)。やっと衣装が見え…あ、バルザの時の2階の人って今井ちゃんでしたか! みたいな(遅)。

…しかし、凄いハイセンスな色合わせです。そして何でも着こなす貴方に脱帽。


アンコールはいつもよりは早かった気がする。ゆたさん、抱えてきてたおしぼりを下手側で放出していた。今井さんだけがフェスT、しかもイエローオレンジに着替えていた。好きなんだ、その色!

「一曲、大好きな曲を」といきなりDIABOLO(苦笑)。ほんと、あっちゃんこの曲好きだな。一曲で終わるのかとか思っちゃった;

「もう一曲、アルバムから」とモンタージュとコール。私の耳は腐っているので、素でボンテージとか聴こえていた(終演後、弟に確認した)。橙の照明が凄く印象的だった。違う視点からの太陽ニ殺サレタみたいだった。太陽が眩しくてどーのこーのって言ってませんでした? カミュっぽいなーとか思った。

MY EYES~は素でサビになるまで曲名が浮かびませんでした…馴染みが薄いせいです([殺シノ調ベ]から聴き始めたし)。

「9月に横浜で、もう一つ大きなパレードをしますので」みたいなことも言ってた気もするけど空耳かも(圧迫でそれどころじゃなかったからなぁ、今日)。
「最後に、今日一緒にステージに出てくれたBALZACのヒロスケさんと一緒にこの曲を」みたいな感じでスピードやりました。ヒロスケさん衣装じゃなくてシャツだったけど、骨だったかは見えず…骨だったら歌詞にピッタリだったのに! ←骨スーツからの連想かと思ってたんですが、ネタバレ見ると初めから組まれてた。残念。

最後に凄い暴れました。ヒロスケさん、凄い恐縮してる感がありありで、なんか小動物のようでした。あっちゃんはご機嫌でした。久々に雪崩が起きました(直ぐに直ったけど)。

スピードだったのかな、あっちゃんがヒデさんの肩を揉むみたいに背後に「ぴと」ってくっついてたのって。一瞬ヒデが怪訝な表情で振り返ってておかしかった。

アンコール始めにヒデさんが投げたPETは私の一列前で捕獲されていました。終演時のゆたさんのピック撒きはセンターに少し…あれ、俺ピック捕獲目指してこんな圧縮ゾーンに居たんだけどな? とか思いましたが、まぁいいや(いいのか?)。何かもーずーっと恩恵に預かれてない…おかしくない? それもと残骸企画でゆたさんハピバに参加出来た時点で運を使い果たしてるのかなぁ…
※どうでもいいことに管理人はゆたさんと同バスデだったりする。うわーん、ゆたさんのピック捕獲したいんですけど!


とまれ、そんな感じで終了。
愚弟と合流してダラダラ帰途に着きました。

トータル的にハコらしいっつーか定番つーか。早くアルバムが聴きたい処です。

# by yoiyamigentoukyou | 2007-07-01 01:51 | BUCK-TICK/Lucy

[しゃべれども しゃべれども]
[キサラギ]


まとめて感想を残すのは、この二つの作品が似ていると思ったから、なのですが。

[しゃべれども しゃべれども]は地味な作品だけど、それがらしい、って思える。

二つ目のウケの悪い落語家・三つ葉はひょんなことから自宅にて話し方教室を開くことになる。
美人だけど年中仏頂面の十河、関西弁ゆえに馴染めない日々に悩む少年・村林、解説出来ない元プロ野球選手・湯河原…心に思うことを、声に表情に表すこと。ただそれだけのことが上手く出来ない彼らと三つ葉。



なんというか、実直な話、二つ目っていうのが関西に馴染みない階級なんでよく判らない(駄目じゃん)。
ただ、みんなが悩んでることは普通に日常に幾つも転がっている問題だから、とても身近には思える。


対して、[キサラギ]はとんでもなくハイテンションな会話劇だ。

自殺したとされるアイドル・如月ミキの一周忌。ファンサイトのBBS常連5人が一周忌を偲ぼうととあるビルの屋上の一室へ集う。
HNで素性を告げぬままに始まったオフ会はやがて、一人が口に登らせた一言から様相を一転する。

曰く、「如月ミキは自殺ではなく、殺されたんだ」



癖の強い俳優が5人、ワンシチュエーションの舞台性の強い演出の許で展開していく台詞の応酬の凄さ。
息吐く暇が無いんですよ…細かな仕草とか行動とか、全部伏線なんです、圧倒されます。


人と人との縁というか。
繋がりっつーか。

この二つの作品を続けて味わった時、本当に不思議だなぁ、って感じる。
どっちもある意味予定調和な終わりを迎えるのだけれど、個人的により胸に残る何かが大きかったのは[キサラギ]でした。


笑って、笑わされまくって。
それで凄く泣かせるんだ、あの結論に。

途中から如月ミキの死の真相なんて、丸解り状態になるんですよ。「実は実は」の伏線の回収は、映画よりも演劇、もっというと歌舞伎とかの伝統芸能の十八番だし。


細かな、蜘蛛の糸のように繊細な係わり合いの糸。
その凄絶さが、何処か恍けた落語だったり台詞とリアクションの応酬の影に底に、ずっと視得ている。

本当にいい作品だなぁ、と。
(まぁ、しゃべれ~の方は関西ゆえの落語の日常への浸透率が低い分、ぶっちゃけ解り難い面も多かったけど;)。





さて。
しゃべれ~は主役よりも伊東四郎とか八千草薫だとかのベテラン勢の演技が素敵でした。

キサラギはもう、5人ともテンション高くて!
特に香川さん、最高過ぎでした…嗚呼、なんて歌舞伎界にとっての損失(諦めろ)…怪演過ぎて思い出しただけで悶える(笑)。あのカチューシャさぁ、絶対告知とかパンフのスチールのと違うよね?

若手二人も楽しそうなのが良かった。小栗旬のくるくる変わる表情とか、切ない「虫ケラ」発言が今も記憶に鮮やかっス。

圧巻は最後に見せるチームワーク。
こんなにフィルムの最後まで楽しかったのは[ジュウブンノキュウ]以来かも。


どっちも面白かったけど、しゃべれ~の方がちょっと生真面目なので、オススメはキサラギの方かな。まぁあの面子で面白くないモノになるはずがないので、是非v

# by yoiyamigentoukyou | 2007-06-26 20:27 | 映画も観る

20070527 GOINGKOBE'07@ワールド記念ホール&神戸夙川学院大学

今年で3回目?になる神戸発のチャリティーイベント。
無料ライヴイベントでは無く、あくまでチャリティー、善意のイベントです(ただ、観客の客層が若いせいか募金しない人が多くて残念…一人100円でも大きな金額になるんだよ? もっと主旨を理解して参加する人が増えるといいな、と思います。こういうと「じゃ、お前は幾ら募金したんだよ?」みたいなお話になっちゃいますが; 時給よりは多く募金しました、とだけ。どの道私も大した額じゃないですよ、申し訳ないですけど貧乏ですもん)。

つーか、個人的には「チケット代は全額募金します」とか「内、○○円を募金に~」とか、そういう形に切り替えて行った方がいいんじゃないかな、とは思う。正直、ほんとに募金する人見掛けなくて(時間帯が悪かっただけかも知れないけど)、無償で出演してくれてるアーティストとか、あれだけ奮闘して開催に漕ぎ着けてくれた主催の松原さんとかスタッフさんに凄く申し訳なく思いました。

阪神淡路大震災…高3の冬でした。発生直後、NHKが映した神戸の様子では、全然異変のカケラも見出せ無かった…「関西には地震はない」だなんて、盲信していた事が今は不思議です。高速が、ビルが、街が。あんな風に壊れてしまうなんて、本当に夢にも考えなかった。時間が経つにつれTV画面の向こうには黒煙が、紅蓮が増えてゆく。瓦礫の山、壊れ切った街並み…埋立地からは液状化現象。

当時も今も。同じ金額しか募金できない我が身が本当に口惜しいです。だからほんと、もっと沢山の人に募金して欲しかったと思います。




…枕が長いです。何か熱く語ってしまいましたが;
各バンドの持ち時間が短いこともあって、都合14バンドも観る事が出来ました。かなりの驚きの数です。

見れたアーティスト≫
 ヒツジツキ
 劇団鹿殺し
(厳密にいうとパフォーマンス団体)
 レトロ本舗
 少年カミカゼ
 ジャバハリネット
(ラスト一曲だけだけど一応書いておく)
 POSSIBILITY
 Plane
 PINK RIBBONGUN
(ピンクリボン軍)
 Redio Caroline
 ザ・キャプテンズ
 SNAIL RAMP
 No Regret Life
 倭製ジェロニモ&ラブゲリラエクスペリエンス
 サクラメリーメン
 2丁拳銃
(+野生爆弾+Dr.一般人の方)

2丁拳銃押しまくり、でその後にどう影響したのかは不明ですが、18:15頃に会場を後にしました。会場2箇所、ステージ構成が対称に向かい合う形でしたので、アリーナのお客さんは振り返ったり走り回ったり、で移動が大変そうでした(年寄りなんで、東スタンド中央で座って観てました)。


11:00 開場~
愚弟に顔踏まれて(脚色なし)もそもそ起きて、やって来ました神戸。ワールド記念ホールへは丁度開場直前に着きまして。スタンド席の入場列に並んでると、肩までの長髪に黒地のスタッフTの男性がダーッと走ってきて、最前の方で止まってパシャリ。どうやら主催の松原さんだったらしい。開場コメントを残しつつ(何言ってたのかもう記憶にない)、忙しそう。

ホールは結構狭く感じたけど、多分ステージが小振りだったんでそう思ったんだろうな、と。取り敢えずどんな感じなのか見たかっただけなので移動しようかな、と弟と話してると、徐に南ステージに一番手が登場。BGMが爆音系なので、思わず居座る姉弟(軽く病気)。

ヒツジツキ
爽やか系3ピース。座ってた位置が悪く、Vo.さんしか見えませんでした; 
3曲かな、2つ目の曲が凄くいいな、って思ったんだけどタイトル覚えてない; 3曲目の前に「次の曲で最後です」とか言ってるとファンから「えー」とか言われて、「じゃ後5時間やります」とか言って。その後「嘘です、最後です」とか言ってたのが素っぽくて可愛かった。
最後の曲は"さくらはなび"って言ってました(新曲なのかな、公式覗いたけど載ってなかったので表記不明)。桜と花火の華やかで、でも潔く散って行く…一期一会の出会いみたいな的なことを言ってた気がします。何かサビの広がりとか、凄くいい感じだった(でも時間帯悪くて物販覗いた時は無人だった;)。

一バンド終わると間髪入れずに対称ステージで次の演奏が始まるんですが、チューニングも前のバンドの演奏中にやるから曲の切れ間にセッティングの音とか指示の声とか聴こえて何か微笑ましい。ま、直ぐに夙川学院の方へ向かったんですけど。

取り敢えずカフェラテ貰って、物販とか屋台を覗いたりステージ確認したりして。そっからご飯。ちょい一般フェスより高めでしたが量はあったので良し。味も良かったです。

食べ終わった辺りで何やら歓声が。白の体操着に髭の変な人が居る! とか思ってると鹿の被り物の人とか出てきて…黒地の幟にデカデカと白く書かれた劇団鹿殺しの文字。

劇団鹿殺し
わずか10分という短いアクトでしたがインパクトは強烈でした。座長はチョビさんという可愛らしい女性なのかな? で、体操着の男性に黒の吊ズボンの男性2人。
 燃えろ!鹿殺し / タオパイパイ / 山本さんのショー
すげー、エアギターの位置も変だけど、ズボンのファスナー真顔で上げ下げしてるし、思いっ切り窓開けてるし(爆笑)。ダンスも可笑しいぞ、ちょっと! タオパイパイの時なんて口許で両手組んで指先で何か怪しい動きしてんの(やっぱり真顔)。告知の後の3曲目は体操着のイケメン・山本さんの髭を付けてのフレディー・マーキュリーの真似でのショーなんだけど、チョビさんによる自虐的なMCにまた爆笑。ヤバい、ちょっと舞台が観てみたいよ。
「山本個人用の賽銭箱にお金を入れて頂きますと、山本が愛していると目を見て囁きます。お札の場合は山本が、結婚してくださいと申し込みます」とか言って最前のお客さんに全員で寄って行った時とか笑い過ぎで苦しかったです(何か記憶が混ざってる気がするなぁ;)。

そんな感じで晴天の下でまったり過ごして夙川学院のアリーナへ。ぶっちゃけ体育館なんですが、異様に若さが渦巻いてました(文字通りサークルモッシュですな)。こっちのステージは若干前倒し気味に展開してたみたい。

レトロ本舗
女の子Vo.のスカバンドなんですかね? ステージ低くて全く見えなかったけど、凄く可愛い声。観客のスカダンスも激しく、その内円陣でくるくる回ったり集団で踊ったりモッシュし出す(若いっすねぇ)。何かダンスチームを見ているようでした。そうして皆さん切り替え早!

少年カミカゼ
…の前に主催・松原さんの挨拶が。無理だと思ってたイベント、止めようかな、と思っていたイベントを開催して良かった! 的なことを言いつつ、勿論注意も忘れず。みんな返事だけはいい。

カミカゼは女の子がVo.。でもギターの男の子も歌ったりしてるのでツインなのかな? 久し振りに耳鳴りが来ました…やっぱり若い女性の声は響くね; ゴリゴリしてて面白かったけど。
客席ダンサーズは即興で転ダイ(初めて見たわ; ホントに床を転がっていた;)したりアキバダンスしたり。ヘドバンもどきだけは「それはナイよ;」と思ってたんですが、まぁそちらも楽しかったです。


だらだら、夙川学院を後にして再びワールド記念ホールへ。取り敢えず今度は東スタンド中央に座ってまったり。ちょうどジャバハリネットの演奏の真っ只中。
…何時見てもVo.の人、ビトウイサオに見える…なんか衣装がルパンのようだった(気のせいか?)。

POSSIBILITY
北側ステージ、湘南からやって来たとか言ってた気が。
…ごめんなさい、寝かかってたんで見事に記憶に薄い…「震災で凄く凹んだのに熱く復活した神戸って凄い」みたいなことを言ってたのは彼らだったっけ? ピンクリボンでしたっけ?
最後の曲かな、「湘南の海」のイメージみたいなことを言ってた気がする…半分寝暈けてたからなぁ;

Plane
 arrow / どう思う? / はなればなれ(もう一曲やった気がするけど不明)
何となくだけど大人な感じのバンドだと思いました。歌詞が重いっつーか、哀切つーか諦観があるというか。
訴えるとか、垂れ流しじゃなくて…問い掛けるって感じの穏やかで静かに烈しい感じ。

PINK RIBBONGUN
(ピンクリボン軍)
非常に盛り上ってました。モッシュ凄かった、雪崩起きるんじゃないかってスタンドで見てて冷や冷やしました。ジャバハリの後だったかな、主催から「ダイヴァー厳禁」の再通告があったりしてたから余計に気を揉んだ。中止は厭だ…せめてキャロまでは見させてくれ(結局我儘)とか思ってました。

ギターの人かな、鉄骨によじ登ってましたね。Vo.さんに至っては飛びましたな…演奏側のダイヴはいいんだろうか? なんか主催とは縁が深いバンドさんみたいですね。ちょっと引っ張った感の残るアクトでしたが、完全燃焼って感じで良かったかな、と。

Redio Caroline
黒の細身のモッズスーツをまとい、ゆったりと登場したキャロ。嗚呼、生でウエノさん見るのはラスヘヴ以来だから、もう3年以上も経つのか…何かちょっと感慨深かったです。
相変わらず細いなぁ…髪長いのもお似合いだなぁ。

7曲かな…既発曲と、新曲と。パッチさんとシンヤさん、半々のヴォーカルっつーセトリでしたね。私はシンヤさんの声のが好きなんで座ってたけど楽しかった。
ウエノさんの声も聴けたしね…キャロもモッシュ酷くて柵壊れんじゃね;とか思いましたが;

途中でパッチさんが「(自分たちのアクトの)後にも素敵なバンドが出て来ますから楽しんで行って下さい」のコメントの後に「素敵な曲を」とか言ってたのって新曲なのかな?
※キャロは音源を曲名メモらずにだらだらランダムで聴いてるからタイトル判らんのです;

ザ・キャプテンズ
「一目逢ったその日から」(復唱)
「恋の花咲くこともある」(勿論復唱)
…おおぅ、なんだこの異様な盛上がりは! という位盛上がりましたねぇ。"最後のグループサウンド"という謳い文句を掲げ、赤のナポレオンジャケに黒の細身の乗馬パンツ(に見えてたんですが)の揃え。深紅の薔薇に「失神」の二文字をまとい登場したVo.の傷彦率いるGSバンド、ザ・キャプテンズ。

3曲だけでしたけど、恐ろしい程に濃厚なアクトでした。二曲目は失神天国だったと思うんですが、傷彦さん、飛びましたからねぇ…。流石、「失神する程、愛し合おうよ」と囁くバンド、曲中パフォーマンスで失神するんですからお見事です。飛んだ先で"運命の人"を見つけて失神するんですよ? でも結局ナルシーな傷彦さん、憎めません(褒め言葉として寒い)。

MCで「宮城から馬車でやって来ました」って言ってました…3曲目は振り付け講座付きの曲でした(マグマがどーとか言ってた…取り敢えず圧倒された;)。
最後に捌ける時も凄かったなぁ…もう次のステージの準備が出来てるんだけど、傷彦さん一人だけステージに残って客席に背を向けて自分の肩を抱いてんの。最後は薔薇を翳して優雅に一礼して去って行きました…王子っすね、また馬車で帰るのでしょうか(以降、馬車はネタとなる)。

…どうでもいいんですが、ザ・キャプテンズはヴィジュには入んないの? ノリはヴィジュだったけど(呟き)?;



…後少しですかね、取り敢えずまた改めます。
※とかいいつつ一年経っても追記できてません;

# by yoiyamigentoukyou | 2007-05-28 02:03 | 音楽・ライヴ関連

大門に填め込まれたびいどろの水槽、優雅に尾鰭をくゆらせてまどろむ金魚の朱色-吉原遊郭に生きる女と男を、きよ葉(後に日暮)という一人の花魁を軸に描いたフィルム。


金魚さん一杯で、それはとても良かったんですが。
なんで蘭鋳が居なかったんだろ、と関係ないコトを思いました(金魚見ると勝手に脳内ではムックの蘭鋳とか水槽とかが流れる程湧いてるので);

…原作未読、事前情報は予告編くらい、という状況で観たのですが、思ってたよりは良かったというか、きついかなぁ、と覚悟してたよりは色彩も抑えてあったような…気もしなくもない(蜷川さんの写真って凄い毒々しいっつーか、毒キノコ並に自己主張してるじゃないですか。前衛じゃなくて無防備な露呈っていう印象が強いんですが)。それでも、敢えて一言で表現するなら壮大なPV。

時代考証とかどうでもいいんですが。
現代感覚を絡ませる際の、割合が結構いい加減だったかな、と。口調とか、遊女言葉とか無くてもいいんじゃ? という風に思いました。全編現代語、その方がすっきりする。

原作との比較が出来ないので反映率は判りませんが、メタファーで全編を包んで終焉させているという点ではいい落とし方だったのでは、と思います。

道行はすなわち心中の死出の先触れ。
己の心を殺して生きるも苦界なら、心のままに果てるも六道の苦界。身受けられた粧ひの生き方も、愛執に壊れた高尾の生き方も、きよ葉から見れば目映いものだったんじゃないかな、なんて。


泣けないだろう、と軽く見てたんですが…予想外に結構泣けました。といっても見事に安藤さん演じる清次の場面でだけだったんだけど。ただ、清次の心情の変化は顕されていたけど、日暮の心境の変化が視えないというのはどうかと; 観るまでずっと、煽りにあった"初恋に裏切られ"ってのが清次への感情のことだと思ってたんですよね…身売りされるのって大体十に満たない頃でしょ? そうすると親身になってくれる清次ってのは充分恋慕の対象になる(しかも桜が咲いたら云々は彼の言葉なんだし)。でも清次にとってはあくまでビジネス。そういう部分で、ずーっときよ葉が清次のことを"男"として認識してて、色々あったことも総てその奥に清次への挑発的な無意識下での意図が見え隠れした上で、最期は叶って道行に…と予想してたんですよ(原作知んないから、今一掴めないけど)。

結構最初の方の、足の指で清次の股間を辿るみたいな箇所がそういう伏線なのかなーって思ってたけど全然違うっぽいし(そもそもきよ葉に清次への思慕の欠片すら感じられなかったけど; 日暮に改まった辺りから何となく変わって来たかな、って感触はあったような気もするような)。

だから、何か最後のご隠居との会話が取って付けた感が強かったのが勿体無いかも。


でも安藤さんの血糊まみれの姿を見ずに終わってくれて良かったです。成宮さんは鏡地獄の印象を思い浮かべて観れば、まぁ確かに笑う鬼に見えなくも。普通に笑うのが怖いっていう感覚は難しい。

アンナさんは、足抜け覚悟で惣次郎に会いに行った時の墨染め姿が一番美しかったです(華やかな衣装全否定、って訳じゃありませんが)。これは歌舞伎の女方さんも同じですね、尼姿にこそ色がある(黙れ)。

とまれ、15年ばかり前の中学生の時に紛れ込んでしまった現実の遊郭の暗澹としていて何故かファンタジックだった光景の方が較べようもないほど鮮烈だったな、と改めて感じたのですが…監督さんや脚本さんは、そういう地図にない本物のエリアに取材に行ったりはしたんだろうか? ふと、そんなことも考えてみたり。


どうでもいいことですが、小泉今日子さんの役が清次の産みの親だったのかな、と見終わって思いました。それで計算すると二人って一回り違うんですね(そうするとちょっと安藤さんだと若すぎたかも;)。
後、椎名林檎の曲使いすぎ。かなりくどかった; 元々そんなに林檎さん好きじゃないせいもあるんだろうけど; パンフの出来も今一だったのが残念。役者のインタすらないって; 百歩譲るとしてもあのスチールの画質の悪さは…どうにもならなかったんだろうか;

# by yoiyamigentoukyou | 2007-03-24 20:30 | 映画も観る

コミック原作は、映画よりも淡色っつーか、一本調子に流れてるって感じがあるんですが、映画は随分ロマンチックでした(血塗れだけど)。


近未来、日本。戦況下の治安悪化の為に採択された敵討ち法-代理執行人・叶ヒロシは凍てついた感情のままに対象者を狩る日々。ある時、上司であるヒグチから一人の男の処刑を命じられる。それは良く知った人物だった。


玉鉄いいですね。
原作と違って生活感の欠片も無かったけど(ナポリタンくらいか)、仔犬っぽくて何か似合ってた気がしました(よぅ判らん感想ですが;)。

取り敢えず溝口さんと山田さんの確執が凄絶で、メインのヒロシとトシオの闘いが印象薄かったのが謎。両方穏やかだから、緊迫感よりもまたーりな空気感が強く感じられました。

ヒグチはもっとキャラの濃い役者さんの方が良かったかも。
原作はほとんど知らないんですが(月館が連載されてた時にIKKI購入してて、その時に数話斜めに読んだだけで、随分ヤバ気な漫画やなぁというのと、描線重なり過ぎで見辛いなぁ、としか思ってなかったんですよね;)、こう綺麗にまとめられると「え、それでいいの?;」って気がしてしまって。
…水彩画みたいな透明感、は確かにずーっとキープされてた作品だと思います。毒気が薄いのが不思議だ。


パンフは片面刷りの面白い構成。IKKI本誌を買わなかったので、田島さんのイラストが収録されてたのが嬉しかったです。ヒロシの子役の子、偶然にも良く似てましたよね(どうでもいいコトしか覚えてなくて済みません)。

# by yoiyamigentoukyou | 2007-03-21 20:32 | 映画も観る